新しく開発したステンレス系新素材(SP520)の特性により、既存のステンレス杵にはなかった杵の剛性(ストロングタイプ typeKと同等の剛性)を得ることに成功しました。
        なお打錠面にセラミックコーティングを施すことができる日本唯一のステンレス杵です。また打錠機内の清潔感を保つことにも最適です。
- POINT1
 - ステンレス系新素材(SP520)を用いたクリーンタイプは、既存のステンレス杵にはない硬度を得ることに成功しました。
弊社ストロングタイプのタイプKに迫る剛性を持っています。 
- POINT2
 - セラミックコーティングを処理することのできる唯一の素材(SP520)です。
既存のステンレス杵では、処理温度の問題で処理が不可能であったところ、クリーンタイプではそれを可能としました。 
- POINT3
 - クリーンタイプは、材質がそのものが優れた防錆性を持っており、錆びの心配を大幅に減らすことが出来ます。
 
- POINT4
 - 通常の材質(鉄)の杵と比較しまして杵を洗浄した後、錆の発生が大幅に改善されています。
杵の保管管理・品質管理も容易になり管理コストを低減できます。 
表面処理の一覧、比較表
| 膜 種 | 膜硬度 (Hv)  | 
                    特徴 | HCr杵との比較 | 表面処理組合わせ | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スティッ キング  | 
                    摩耗 | レギュラー タイプ  | 
                    ストロング タイプ  | 
                    クリーン タイプ  | 
                ||||
| typeS | typeK | |||||||
| T2000 | 3200 | N2000より高い膜硬度と優れた離形性を持つコーティング。摩耗性の高い、酸化マグネシウムなどの製剤に対して特に効果を発揮。 | ||||||
| N2000 | 3000 | CrNと同等の離形性を持ちながら、より高い膜硬度を実現。摩耗性の高い、酸化マグネシウムなどの製剤に対して効果を発揮。 | ||||||
| CrN-HCDⅡ | 1800 | 表面の仕上がりが鏡面に近く、スティッキング対策に有効。 | ||||||
| CrN-ARC | 2000 | HCDⅡと比べ、表面状態は若干劣るが耐摩耗性に優れる。 | ||||||
| DLC | 3000~ | 膜硬度が高く、耐摩耗性に優れる。 製剤によっては離形性もよく、化成品などに特に効果を発揮。  | 
                    ||||||
| HCr | 800~ | 一般的な表面処理膜。 杵全体に処理することができ、防錆にも有効。  | 
                    ||||||





